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新生産システム推進事業
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新生産システム推進対策事業

新生産システムモデル地域・年度(平成20年度)
奧久慈八溝
対象流域一覧
奥久慈・阿武隈川流域(福島県)、八溝多賀流域(茨城県)
森林・所有者情報データベース事業運営者
東白川郡森林組合
担当コンサルタント
(株)山田事務所
奧久慈八溝モデル地域
主力製品のスギ人工乾燥材
 平成18年度に大型製材工場を整備した有力国産材製材メーカーの協和木材(福島県塙町)を中心とした取り組みを推進。同社の原木消費量は1万m3/月。製品はスギの柱角、平角、羽柄材。いずれのアイテムでも人工乾燥材を生産・供給する体制を強化している。羽柄材に関しては、KD材の供給力を高めるために新たな乾燥施設を導入した。
 協和木材の伐出を担っている「協栄会」では、間伐材の生産搬出能力を高めるため、高性能林業機械の導入を促進している。
■ スギKD柱角の供給に注力
 協和木材(株)では月間1万m3の原木を消費し、柱や間柱といった国産材製材品を製造している。
 原木はスギがほとんどで、ほかにアカマツが1,000m3/月ほど。工場に入荷するスギ原木は中目材が増加しており、主力製品の芯持ち柱角のほかに、側板を原料とした間柱などの板物や小割材の生産量が増えてきている。また、最近は新製品としてスギの平角の生産量も増加している。
 同社では人工乾燥(KD)材の製造に力を入れており、スギの柱角は70%がKD材となっている。天然乾燥材は4寸角のみで柱角の10%弱、残りはグリーン材。
 KD柱角は高温のドライングセットと中温の真空乾燥の組み合わせで乾燥処理を施す。まず高温蒸気式乾燥機で2日ほどかけてドライングセットを行った後、いったん乾燥機から製材品を取り出して1~2週間から1カ月ほど養生期間を置いてから真空乾燥機に投入し、60℃程度の中温で4~5日間かけて含水率を20%以下に引き下げる。ドライングセット後に養生期間を置くのは、材の中の水分傾斜が軽減され、乾燥が進みやすくなるため。含水率20%以下の製品はすべてJAS製品とし、含水率とヤング係数の双方を表示して出荷している。
奧久慈八溝モデル地域
板材向けの大型人工乾燥機
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■ スギ平角とKD羽柄材に期待
 中目以上の原木が増えてきたことを受けて製造するようになったスギの平角については、現状は注文生産がほとんどだが、大径材が増加しつつあるスギの需要の受け皿として、その将来性をかなり見込んでいる。
 同じく、スギ原木の径級が高くなったことを背景に製造量が増えてきている間柱やタルキといったスギ羽柄材については、人工乾燥材の割合を積極的に高めるようにしている。これらの製品は、従来、ロシア産のアカマツ製品の市場性が高かったが、ロシア材の供給不安が台頭している昨今、スギにシフトする動きが広まっている。そのため、アカマツ製品がそうだったように、スギについてもKD材であることが必須条件になると同社では予想している。そうした需要に着実に対応していくため、20年度には容量150m3という大型の中温乾燥機2基を羽柄材の乾燥専用に導入した。
奧久慈八溝モデル地域
スギKD羽柄材
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■ 「協栄会」は年間10万m3を生産
 小規模素材生産業者を組織化した伐採搬出専門部隊「協栄会」では、年間10万m3の原木を生産しており、同社への供給量は平均すると月間8,000m3に達している。
 新生産システムによる取り組みとしては、19年度にフォワーダ3台とプロセッサ1台を導入したのに続き、20年度もウィンチ付きグラップルなどの高性能林業機械を導入。
 間伐材の生産搬出能力の強化を図っている。間伐はすべて定性間伐。また、以前は葉枯らし材の生産に力を入れていたが、最近、天然乾燥材に対するニーズが減少していることから、葉枯らしはほとんど行わないようになっている。
奧久慈八溝モデル地域
奧久慈八溝モデル地域
「協栄会」から原木を安定的に
調達する
コンサルタントから講習を受け、
スタッフのレベルアップを図る
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